とてもマニアックなパソコン業界の話です。
そもそもパソコンはHDDやメモリー、マザーボードなど各部品から構成されています。
その中に「CPU」という部品あり、パソコンの頭脳と言われる重要な部分でCPUでそのパソコンの性能が決まると言っても過言ではありません。
その「CPU」なのですが、それを作る専門の企業があり、
有名な企業のひとつが、「Intel入ってる」で有名なIntelです。
そしてもう一つ「AMD」と言う知る人ぞ知る企業があります。
その2つの会社はCPU界を2分し、Intelが最新のCPUを発売すると、
AMDもそれに負けないCPUを販売すると、お互い一歩も譲らない関係で、
いつしかIntelとAMDはMicrosoftとAppleの様なライバル関係でした。
しかし、その後Intel社がPentium、Core2Duo、Coreiシリーズとどんどん高性能のCPUを
販売していたのですが、AMDは途中から性能を伸ばすことが出来ず、いつの間にか売上上位から、
AMDの商品は消えてしまいました。
もうAMDは終わったと言う声も聞かれ、AMDは過去のものというのが一般的な考えだったのですが、
2017年2月に突如RyzenというブランドのCPUを発売。どんどん各クラスも発売し、
なんと性能がIntelの最新CPUにも負けない、場合によってはそれを上回る性能のCPUを打ち出しました。
そしてまた値段も手ごろなことから売り上げも上位に名を連ね、見事AMDは返り咲いたのです。
これにはかつてのAMDファンも奮起し、「Intel焦ってる」というネットスラングまで出ました。
かつてのライバル突然消えるというのはスポーツ界などでもよく聞く事例ですが、
その後見事に同じ業界で復活するというのは中々ないのですが、それを成し遂げるAMDの執念に
ファンでない自分も見事だと感服しました。
またAMDを応援してあげたいという気持ちにもなり、それがAMDのブランド力の向上にも
つながるのだと思いました。
私達も応援されるブランド力というのも持ちたいものです。
ちなみにもし自分パソコンのIntelのCPUだけをAMDのCPUに変えたいとしても、対応している
マザーボードごと変えないといけないので、あしからず。