明日2月11日は建国記念の日です。初代天皇である神武天皇が紀元前660年に即位された日として制定され、日本は今年2685年を迎える世界で最も長い歴史のある国です。日本が最古の国である理由としては、まず「島国」という他国からの侵略を受けにくい地政学上有利であることが日本の安定を支えてきた一因です。加えて、自然豊かな国土によって育まれた特有な文化は、「秩序や調和」を大切にする国民性（日本人らしさ）もまた、安定した国家形成に大きく関係してきました。そして、「天皇制」は象徴的な存在として日本の一体感を強めてきました。
しかし近年日本は、残念ながら政治・経済において無秩序化した状態が続き、決して安定した国家であると誇れる状況ではありません。歴史を振り返るとやはり敗戦後を境に、これまで大切に守ってきた「日本人らしさ」が少しづつ失われつつあると感じます。
企業に置き換えても、時流にあった製品やサービスを提供し続けることを前提に、やはりその「企業らしさ（社風）」を守り続けることも企業が繁栄・永続する大きな条件になるのではないでしょうか。我々も新しいものを取り入れながら、経営理念を基に長年育んできた「ティーピーパックらしさ」とは何かを問い続け、この「らしさ」をこれからも大切にしていきましょう。
そして明日は、「建国をしのび、国を愛する心を養う。」という、祝日の趣旨であることをご家族の話題にして頂ければ幸いです。