社員コラム(K.H)『デザインとは』

パッケージデザインの学校を受講して感じたことをお話ししようと思います。
デザインとは本質を表すことである、と原研哉さんがおっしゃっていますが、
講義内で梅原真さんが本質=笑い。
つまり、デザインとは笑いであるとおっしゃっていました。

デザインは本質を表すことというのは納得できるのですが、
=笑いとはどういうことだろうと疑問に思い、自分なりに考えてみました。

笑いとは、楽しさ、嬉しさ、おかしさなどを表現する感情表出行動の一つ。
笑いは一般的に快感という感情とともに生じ、感情体験と深くかかわっている。
また、笑いは感情表現の中でも極めて特殊なものであり、
すぐれて人間的なものである。とあります。

講義内で、パッケージデザインは体験を提供するものである。
お客様の中でエピソードを作ってもらうことが
パッケージデザインの成すことと言っていました。
エピソードには感情がつきものであり、感情体験とも関わってくると思います。

つまり、デザインを通してお客様に笑い=感情体験をしてもらう。
ということがデザインなのかなと思いました。
お客様が手に取った時にクスリと笑えたり、
何らかの感情を呼び起こしてもらうことで、エピソードができ、
そのデザインが生きてくるのだと自分なりにつなげることができました。

逆説的にいうと、上辺だけのデザインは本質を捉えておらず、
そこには笑いもエピソードも生まれないということです。
本質を表すには、商品について、お客様について、生産者様について、
深く理解することが大切だと思います。
どんなことにも興味を持ち、本質とは何かを常に考える。
そんな姿勢が大事なのではないかと思いました。

CONTACTお問い合せ

業務に関するご相談やご質問
お気軽にお問い合せください

お問い合せ