社員コラム『色の意味について』S.O

3月に予定されております韓国研修に先立って、先日韓国総領事報告会に参加させて頂く機会がありました。
韓国の現状やこれからの日韓関係の動きなど、日本、韓国を取り巻くあらゆる課題や方向性についてのお話を伺うことができました。

その中で、副領事の方に改めて韓国についてご紹介いただいた際、韓国の国旗、国花の意味や由来について流暢に日本語で紹介されていました。
大変勉強になったと同時に、「自分もこんな堂々と、自分の国や文化を紹介できるかなあ」と思い返すきっかけとなりました。
そこで改めて日本の国旗について調べてみることにしたのですが、ちょうど本日が国旗制定記念日ということで、我が国の国旗と、色に関係するお話をさせていただこうと思います。

現在の日本国旗が制定されたのは1870年。赤い日の丸はもちろん太陽を意味するほか、博愛と活力を意味し、白は神聖と純潔を意味します。
韓国国旗の白部分も同様に、平和の精神、明るさ、純粋さを表すようです。
白という色は、海を隔てながらも同じような意味を持つのかと改めて認識しました。

加えて日本には、色を表す言葉が数多く存在します。
「ターコイズブルー」など「洋色」といわれる英語で表記される色が285色程度なのに対し、「山吹色」「翡翠色」などに代表される日本の伝統色は465色存在します。
色を表す言語が多いことは、色を認識する能力が高いことを意味します。
南アジアのバイガ族は虹を赤と黒の2色、アフリカのアル部族では虹を8色で表現するように、用いる言語によって色を認識する能力が変化すると言われています。

パッケージのデザイン等に関わる際も、こうした色遣いの面に意識を向けてみたいと思います。
この商品はどの国の人に向けて販売するもので、こういう色が親しみやすい、この色はこういう意味を持つみたいだから使ってみよう、といった風に考えたり。
逆に、日本の伝統的な、固有の色遣いを意識してみることで、他にない色合いのものが生まれるかもしれません。

こういった、色に意味を持たせるパッケージづくりを状況に合わせて意識し、お客様の要望に合ったご提案をしていきたいなと感じております。

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