昨年夏頃から、よく建築巡りをするようになりました。
多くの人が訪れるものであれば美術館や商業ビル、そうでないものであればオフィスビルや寺社仏閣の一部等々…。
有名な方だと、隈研吾・安藤忠雄・坂茂(敬称略)等、多くの建築家の作品が街のいたるところに存在しています。
「建築」と聞くとよくデザインから入るものと捉えてしまいがちですが、
実際は【その建築家の生き方や思想等、自分の概念を建築として体現し世に残していくもの】
それが建築であり建築家の軸であると、建築を巡る中で知りました。
私たちは、建築家や直接デザインを描き起こすパッケージデザイナーではありません。
ですが、企画・提案をしていく「パッケージプランナー」として、
そんな思考でパッケージを作れたら面白いなと思いました。
それはどんなものなのか、具体的に言えば、
その商品の特性や詳細を伝えるような “いち商品” を表現したパッケージではなく、
「商品ひとつひとつのパッケージを通して、クライアントの在り方や考え方といった “概念” を
表現し世に伝えていく」ことを軸にしたパッケージです。
その為に、ひとつの商品を担当する際にもクライアントの情報や想いを隅々まで拾い上げる、
つまり「クライアントを深く知ること」が大切だと改めて感じました。
今後もさまざまな業界の発想や事例等をヒントとして自分の糧にし、実際に仕事へ活用していけたらと思います。