ココアシガレットは、1951年に大阪市の駄菓子メーカー「オリオン」が発売したたばこ型のお菓子で、たばこの「ピース」に似せたパッケージが特徴です。
大人がたばこを吸う姿に憧れる子ども向けに作られたパロディー菓子として人気を集めました。
そのココアシガレットですが、2024年7月にタブレット型のココアシガレットが発売されました。
中身を「タバコ風の棒状」から「粒状」に形状を変え、パッケージはコンビニでも販売しやすいように「箱」から「フック穴付きの袋」にリニューアルされております。
タバコ型の商品は残しつつ、タブレットのものも並行販売していくようです。
このリニューアルは喫煙環境の変化に関係しています。
喫煙者の減少や、電子タバコの登場、タバコ=悪というイメージが定着したことで、ターゲットとしていた「タバコに憧れている子供」が減ったことに対応するためです。
このように、現状の市場状況やターゲットのニーズが今後どのように変化していくかなどを予想し、今ある商品を別の物に作り替えるのも商品開発に必要なのだと考えます。
自分も商品開発に携わることが多いので、
固定概念にとらわれず今よりも価値のある商品を作っていきたいと思います。