最近、道内でヒグマの目撃情報が増加しております。
この前も朱鞠内湖での釣り人の死亡事故もあり、私としても他人事
のように思えず、大変、衝撃を受けております。
なぜこれまでに出没情報が多くなったのでしょうか。１つは今まで
行っていた「春の一斉駆除」が「自然動物の保護」を理由に３０年
前に廃止になったこと、そしてエゾシカがヒグマのエサになる植物
を食べることによって、エサ不足になり熊が人里に降りてくるよう
になったことなどが挙げられるそうです。
それでは、どれほどのヒグマがいるのかというと正確な数字はわか
っていませんが、道の調査によると全道で１万６００頭プラスマイ
ナス３９００頭、すなわち、３９００頭から１万７３００頭くらい
とされています。
自分も１年前の夏、厚田の山奥の川に釣りをしにいき、歩き進んで
いく道路の道端に大きな黒い熊のふんが落ちているところを目撃い
たしました。当然、備えとして、鈴・熊よけスプレー・ラジオを持
っていましたが、とっさのことで頭が真っ白になり、その時は一目
散に走って逃げてしまった覚えがあります。よく、熊に出会ったら
走らずに熊に背を向けずゆっくり後ずさりをしながら離れるといい
とされていますが、突然そのような状況になったらパニックになり
走ってしまうと思います。熊は走っていくものを追う習性があるの
でもし近くに熊がいたらひょっとしたら出くわしていたかもしれま
せん。
そのような怖い思いを皆さんはあまり体験しないかもしれません
が、これから夏を迎えるにあたりアウトドア等で外に出る機会が多
くなると思います。注意していきましょう。