最近読んだ本を紹介します。「死ぬまで働く」という本で、これは
池田きぬさんという、看護師として19歳から97歳の現在も現役で働
いている方が書いた本です。
内容は、池田さんがどんな人生を歩んできたか、何を考えながら仕
事をしているのかなどが書かれていました。見習いたいところがた
くさんあったのでいくつか挙げます。
まず、とても努力家なところです。
家事と育児を両立しながら仕事をして、新しい仕事は自分を試すチ
ャンスと捉えて、断らずに挑戦し、寝る間も惜しんで勉強していた
そうです。
しかもそれが若いときだけではなく、定年後もその姿勢は変わらず
75歳でケアマネージャーの資格を取得されました。
中でも「私にとっては苦労は人間性を作り上げる薬」という言葉が
印象的でした。
もう1つは年齢を言い訳にしないところです。
年を重ねて出来なくなることもありますが、年寄りだからと甘える
ことなくそれをカバーできるように丁寧にきちんと働こうという意
識を持っていました。
やはり人間だからどうしても年齢には抗えないですが、ちゃんと体
の衰えを受け入れて順応しているところが素敵だと思いました。
本を読んで感じたのはとても謙虚な方なんだなということでした。
至るところで謙虚さが散りばめられていましたが、「そんなに長い
間働くなんてすごいですねと周りは言うけど、すごいことなんてひ
とつもない、ただ目の前のことをコツコツとしてきただけ」という
言葉が一番池田さんの人柄を表しているのかな思いました。
私の人生の目標はいい感じのおばあちゃんになることです。
まさしく私の理想のおばあちゃん像だったので、少しでも池田さん
のようになれるようにこれからあと70年頑張りたいと思います。