皆さんも子供の頃にもらったことがあると思いますが、
今回は中学校の学年最後の学級通信をご紹介させていただきたいと思います。
進級していく子供たちへ向け、担任の先生がこのように書いていました。
「先輩と呼ばれる立場となる皆さんにお願いがあります。まず、ただ年齢を
重ねるだけで偉くなるものでしょうか?そんなはずはないですよね。
だから、急に先輩風を吹かせ、下級生を見下し、偉ぶるような人間には
ならないでください」。
「本当に尊敬を集める先輩は、決して偉ぶらず、下級生の気持ちに心を傾け、
どうしたら下級生も楽しく学校生活を送れるのか、どうしたらより良く
取組むことが出来るのか…そんな風に考え続けて、学び、
行動することが出来る人だと思うのです」と書かれています。
僕ら社会人においても全く同じことが言えると思います。
入社して2年目5年目の先輩たち。僕のように入社して10年15年とさらに
社歴が長くなっている方々等。楽しいだけではなく、本当の意味で尊敬を集める
先輩になれているか、私含め、もう一度振り返ってみませんか。
日々の忙しい仕事だけではなく、後輩たちのこと、
会社全体のこと、去年より今年、今年より来年に向かって、考え、
新しい創造と挑戦ができているかどうか。みんなが、少しずつ考え
ていけたら、僕らは永続的に成長できる集団になると思います。
この学級通信は4月から市内の高校へ異動が決まった社会人3年目、
正職員1年目の25歳の先生が、教え子と保護者へ向けて書いたものです。
自身の至らなさを反省し、子供たちが大きく成長したことへの喜び、
感謝、エールが綴られています。この通信の最後は
「1年間お疲れ様でした。そして1年間ありがとうございました。
またいつか【縁】がつながり、成長した皆さんと会える日を楽
しみにしています」とむすんでいます。
当たり前だけどできないことを教えてもらえる機会があれば、自分
には関係ないではなく、ぜひ触れてみませんか。A4一枚の学級通
信が内容の濃いビジネス書を読むのと同じく、忘れてしまったこと
を思い出し、学び深いものだと感じることができるかもしれません。